きっぷ

2011年5月10日 (火)

JR東日本パス

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JR東日本のプレスリリースで、東日本エリアの観光や復興支援、お見舞いなどによる帰省をサポートすることを目的に『JR東日本パス』を発売する旨、発表がありました。商品の詳細な説明はこちらに譲りますが、JR東日本全線(*1)の特急(新幹線含む)・急行列車の普通車自由席(*2)が1日間乗り放題で10,000円と、とてもおトク度の高い商品です。

見逃せないのは、JR東日本パスの利用者に限り、駅レンタカーSクラスが1暦日3,500円で利用できること。この特典は同きっぷの利用期間内は実施(*3)とのことなので、初日はJR東日本パスで目的地まで移動し、2日目は駅レンタカーで周遊・・・といった使い方もできそうです。これは旅のプランが広がります。

ところで『JR東日本パス』は2003年にも発売されています。前回は同社の完全民営化達成を記念した謝恩企画という名目で、1日用8,000円、2日用に至っては12,000円という破格の安さでした。沿線各駅の混雑は元日恒例の正月パスを遥かに上回るものがあり、ちょっとした祭りの様相を呈していたことを覚えています。私も2日用を片手に秋田の乳頭温泉郷に行き湯巡りをしたものです。

しかし随分思い切った商品を企画したものです。東日本の復興に鉄道輸送で貢献しようという強い意思が伝わります。

2003年03月02日 乳頭温泉郷 鶴の湯温泉 (秋田県仙北郡田沢湖町)

(*1) 北越急行、青い森鉄道、IGRいわて銀河鉄道も乗車可能
(*2) 普通車指定席も2回まで利用可能
(*3) 有効期間ではない

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2010年10月27日 (水)

北東北・函館フリー乗車券

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JR東日本のプレスリリースで、来たる12月4日の東北新幹線新青森開業にともない、おトクなきっぷの見直しをする旨、発表がありました。

これにより、首都圏から北東北方面への商品である「青森・函館フリーきっぷ」「秋田・大館フリーきっぷ」も発売終了となり、後継として「北東北・函館フリー乗車券」が発売されます。商品の詳細な説明はこちらに譲りますが、ちょっと評価に悩む商品でした。

【よいところ】

  • JR以外の路線がフリーエリアに加わった!

フリーエリアにJR以外の路線(青い森鉄道、IGRいわて銀河鉄道、三陸鉄道(北リアス線)と秋田内陸縦貫鉄道)が加わりました。これらの路線に乗るのであれば、ごく一部の例外を除いて確実に元が取れます。
北斗星に乗りやすくなったのも隠れたメリットのひとつ。「青森・函館」では別途青い森とIGRの乗車券が必要でしたが、このきっぷは同社の路線も有効なため、別途乗車券を買う必要がありません。

  • 岩手県北部もフリーエリアに加わった!

従来の「青森・函館」「秋田・大館」のフリーエリアに加え、岩手県北部もフリーエリアに加わりました。対首都圏輸送で競合する交通機関のない岩手県は、おトクなきっぷが設定されにくいエリア(*1)です。往復の乗車券の代金にちょっと上乗せするだけで広大なフリーエリアが付くのは魅力的です。

【いまひとつ】

  • フリーエリア内までの往復も乗車券のみ! とはいかがなものか?

フリーエリアまでの往復部分も乗車券のみとなりました。これは理解に苦しみます。首都圏からフリーエリア入口の盛岡駅(*2)まで10時間以上かけて普通列車で移動する乗客を考慮したのでしょうか? その割には途中下車すら認めておらず、基本的に新幹線の利用を想定していることは明らかです。
やはり500km以上も離れていることですし、最低でもフリーエリアまでの往復は料金券不要で利用できるほうが良いと思います。このままだと(売り方にもよりますが)現実的には追加料金が必要なのにもかかわらず、一部分の価格を提示して割安を謳う商品に見えてしまい、要らぬ誤解を招くかもしれません。

  • 有効期間が短くなった

従来の「青森・函館」「秋田・大館」では7日間でしたが、5日間と若干短くなりました。会社勤めの身としては十分ですが、フリーエリアが広がったのに有効期間が短くなったのは何となく残念な気もします。

全体を通してみても、やはり評価は定まりません。全線開業後しばらくして落ち着いた頃に再び見直しが入るでしょうから、そのときの動きに注目したいと思います。

2003年05月01日 三厩駅

(*1) 東日本全線フリー以外の商品としては、新幹線八戸開業後の一時期「岩手・三陸フリーきっぷ」「ふたりの北東北フリーきっぷ」などが設定されていた程度。
(*2) 「あけぼの号」を利用する場合に限り羽越線経由も利用できる。

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2010年10月13日 (水)

鶴見線・南武支線開業80周年記念パス

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立川駅で 『鶴見線・南武支線ガイドブック』 なるパンフレットを拾いました。両路線は今年開業80周年を迎え、これを記念して作成されたようです。路線の足跡や沿線の見どころなどをまとめた内容で、なかなか読み応えがあり、よく出来ています。

しかも、期間限定ではあるものの 『鶴見線・南武支線開業80周年記念パス』 なるフリーきっぷも発売されたそうです。詳細な説明はこちらに譲りますが、京浜急行や臨港バスの一部路線もフリーエリアに入っており、横の連携もよくできています。

鶴見線は平日の昼間に乗るとお手軽に非日常感を味わえて、けっこう好きです。近いうち、このきっぷを片手にぶらりと行ってみようかな? と思うのでした。

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2002年07月22日 鶴見駅/扇町駅(平日の昼間はおしなべて乗客は少ない)

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2010年8月30日 (月)

『レール&レンタカーきっぷ』がリニューアル

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JR東日本のプレスリリースで、『レール&レンタカーきっぷ』が10月1日よりリニューアルする旨、発表がありました。

最大の変更点は、きっぷの発売条件です。出発駅から駅レンタカー営業所のある駅までの最短経路での営業キロ程の下限が、51kmから101kmに変わります。この他にもう1つ変更点がありますが、やや難解です。比較のため、現行と変更後の発券条件を以下に抜粋します。(関係する部分を赤字

【現行】
JR線と駅レンタカーを連続した行程で利用し、JR線を通算して201km以上利用する場合にお求めいただけます。その際、最初にJR線を利用し、出発駅から駅レンタカー営業所のある駅まで最短距離で51km以上離れていることと、きっぷとレンタカーを同時にお求めいただくことが条件です。

【変更後】 (下線が変更部分)
JR 線の割引条件は、「片道・往復・連続」のいずれかで営業キロ201キロ以上ご利用の場合で、最初のJR 線の出発駅から駅レンタカー営業所のある駅まで最短経路で101 キロ以上離れていること、JR券と駅レンタカー券を同時に購入することが必要となります。

現行の条件では、「出発駅→車貸出駅」 と 「車返却駅→任意の駅」 の乗車券の営業キロを通算して201km以上であれば発券できます(*1)。車貸出駅と車返却駅は同じ駅でなくてもかまいません。つまり乗り捨てが可能です。また、車の返却後に乗るJR線は目的地及び経路に制限はなく、周遊的な使い方も可能です。

これに対し変更後の条件は、通算という文言が消え、「片道・往復・連続」のいずれかで営業キロ201キロ以上という表現となりました。少なくとも、乗車券の営業キロを通算して201km以上であれば良しとする考え方は不可になるように読めます。また、「片道・往復・連続」については、これが仮に普通乗車券を意味するのであれば、発券条件が現行とは若干変わるように思います。

気になるのは以下の2点です。

  1. 片道乗車券の経路上にある途中駅を「車貸出駅」とすることはできるか?
  2. 1.が可能な場合、「車返却駅≠車貸出駅」とすることはできるか?(もちろん、経路を引き返さない条件で)

要は出発駅と到着駅が異なり、 かつレンタカーの乗り捨ては可能か? ということが気にしているのですが、いずれにしろ色々と気になる点の多い変更ではあります。

写真は本文とまったく関係なく、M型マルス端末です。発着駅を設定する“パタパタ”が懐かしい。タッチパネルなき時代の、まさに過渡期の技術ですね。

2008年03月08日 佐久間レールパークにて

(*1) 出発駅→車貸出駅までの営業キロが201km以上の場合は、この乗車券のみで発券できる。

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2010年7月28日 (水)

『ウィークエンドパス』のフリーエリア拡大

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先日のJR東日本のプレスリリースで、『ウィークエンドパス』の10月以降の利用分について、新たに10社の私鉄路線をフリーエリアに追加する旨、発表がありました。

長らく発売された『土・日きっぷ』に代わる商品として、今年4月にリリースされたウィークエンドパスですが、新幹線や特急に乗るには料金券を別途買わなければならず、土・日きっぷに比べて使い勝手が悪くなった感はどうしても否めません。

とは言うものの、今回の改定は自分にとって嬉しい内容です。どちらかと言えば、単線非電化なローカル線をのんびり乗るのが好きなので、運賃が割高でなかなか足の向かない中小私鉄や第三セクターの路線にも乗れるのは魅力的です。新幹線や特急は東北エリアとの往復に使えれば十分なので、あとは、かつて存在した『えきねっとトクだ値』の料金券のみタイプを復活してくれたら完璧なんですけどねぇ・・・・ぜひよろしくお願いします。

写真は土日きっぷで南東北を巡ったときのものです。スーパーロングシートな車内に乗客は自分だけ。ぜいたくな時間を過ごしました。

2005年02月05日 米坂線 手ノ子駅附近にて

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2010年1月19日 (火)

『ぐるり北海道フリーきっぷ』 終了のお知らせ

先日のJR東日本のプレスリリースで、一部の回数券やフリーきっぷを今春で廃止する旨、発表がありました。
残念なことに、『ぐるり北海道フリーきっぷ』も3月末で廃止とのことです。
北斗星で気軽に北海道を往復できる優れた商品なだけに、少なからず驚きました。

このきっぷの魅力は、やはりその割引率にあります。
都区内発着で、繁忙期(7~9月)が 45,200円、閑散期は 35,700円。
フリーエリアは道内全線で、特急列車の普通車指定席が有効です。
北斗星(上野→札幌)の運賃と料金(B寝台)の合計が 25,270円なので、閑散期は破格の割引と言ってもよいでしょう。

とはいうものの、いまどきの航空便はJALやANAですら片道2万円弱で札幌に行けちゃったりします。格安航空会社なら尚更です。旅情溢れる寝台特急とはいえ、この価格差は如何ともし難いです。『ぐるり』があったことで、北斗星を選んでいた人も、案外多いのではないのでしょうか? 今後の行く末が気になります。

根強い人気を保つ寝台特急なだけに、前向きな施策を期待したいところです。

2008年03月18日 北斗星 食堂車にて
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『土・日きっぷ』も、廃止のようですね。

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